世屋地区について
「世屋地区」は京都府宮津市、丹後半島の東側に位置し、
近くには日本三景の「天橋立」があります。
この世屋は一昔前まで、「世屋村」として存在していましたが、
火災や豪雪の影響を受けて廃村や村の過疎化が引き起こされ、
1954年に宮津市に合併されました。
世屋地区は上世屋、下世屋、松尾、木子、畑の
5つの集落から成り立っています。
標高500〜600メートルの山々が連なる高原地形のこの地域は、
そのほとんどが山林原野からなり、見事な景観を形成しています。
中でも府内有数の広大な落葉広葉樹林や渓流、
希少な植物が作り出す山間景観はとても魅力的です。
夏の気温は平地に比べて3〜4度低く過ごしやすい半面、
冬は豪雪に見舞われ、「雪暮れの里」とも呼ばれています。
2008年に公開された映画、「天国はまだ遠く」の舞台にも
使用されたことでも話題を呼びました。映画内に登場する松尾の
「一本桜」は写真家にも人気がある名スポットです。
豊かな自然と美しい景観。見所の多い世屋地区ですが、
近年は過疎化の影響で人口は百数十人程度まで落ち込んでおり、
他にも交通の便が悪い、遊休農家の増加など、
人口減少に伴う問題を抱えています。

上世屋について
私達が活動の拠点としている地域が上世屋地区です。
今では過疎化の影響を受け、葺き替えが行われることはありませんが、
かつては伝統的な茅葺き屋根、笹葺き屋根が多数存在し、
「茅葺きの里」と呼ばれていました。その郷土性に富んだ民家がある
上世屋集落に加えて、四季によって変わる山々の色合いと、
落葉広葉樹林が生い茂る自然が織りなす景観は、
素晴らしい里山風景を生み出しています。
世屋高原地区は、平成19年に
「天橋立大江山国定公園」に指定されました。
また、自然と調和した生活や歴史的な文化が色濃く残った景観、
そして地域づくりの取り組みが評価され、
上世屋地域は平成21年には「京都府景観資産」に認定されています。