2007年12月08日(土)〜09日(日) 納会
2007年12月08日(土) 納会

先週の雪囲いも無事終え、今年も後わずかとなり納会の日を迎えました。
いつもお世話になっているしおぎり荘にて美しいふるさとを創る会の方々や山田さんから美味しい手打ち蕎麦をご馳走になりました。頂いた蕎麦は新蕎麦で若干緑がかっており、なかなか普段見ることのない珍しいものでした。


さらに餅つきも行い、美味しく頂きました。


さらに夜は食べきれないほどの丹後の豊かな海の幸を振舞っていただきました。
今年一年活動に関った人が集い、夜遅くまで歌い、語り、とても幸せな体験をさせていただきました。

2007年12月09日(日) 美山へ

昨晩の楽しかった納会も終え、葺き替えの終わった笹葺き屋根の前で記念撮影をしてから世屋をあとにしました。
これだけ大人数で笹葺き屋根の前に集まることはなかなかないのでついつい・・・。


昔と違い、現代では当たり前ですが大学生活はほとんど茅葺きとは無縁で、世屋の笹葺き屋根以外の茅葺き屋根を見たことがないメンバーが結構いるので、この日は時間に余裕もあるということで帰り道に少し寄り道をして京都府南丹市美山町を訪れました。


茅葺き屋根は地方によってそのつくりがそれぞれ異なり、美山の茅葺き屋根は世屋の笹葺き屋根と比べると特に棟の部分に違いが見られます。破風も大きめな気がします。


世屋の笹葺き屋根はフセガヤやカラスにススキを使い、最後に棟竹をのせますが、美山の茅葺き屋根は棟部分のほとんどが木材でできており、フセカヤに杉皮、カラスに角材、棟竹もが木材でできています。そのため世屋に比べると棟は非常に重たそうです。
標高が高くブナ林の中に存在する上世屋の集落と違って、美山は昔から木材が得やすい環境が整っていたのでしょうか。


茅葺き集落を歩いていると何やら竪穴式住居のミニチュアのようなものに出くわしました。
これはススキが刈ってすぐ材料として使える笹とは違い、水分が抜けてからでないと屋根材として使うことができないため、こうして立てかけて乾燥させているのだそうです。



美山の茅葺きほどたくさんではありませんが、笹葺きにも少しススキが必要で、2006年の冬に私たちも丹後の伊根町でトラック満杯のススキを刈ったのですが、このような乾燥のさせ方はしませんでした。


茅葺き屋根があるということはその近くに茅場があるということで辺りを見まわすと、やはりありました。ここも世屋と同様に人が刈らなくなってしまえば、茅場は荒れ果ててしまいます。
美山でも人と自然とが深く密接した生活は茅葺きを通して昔から営まれてきたようです。